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インタビュー

「補助54号線」は、はたして必要なのだろうか?――交通経済の専門家・堀江照彦さんに伺う(1/4)

1.道路の必要性を決めるもの

―― 今日は、交通経済の専門家でいらっしゃいます堀江照彦さんに、現在下北沢地域に計画されている「補助54号線」についてお伺いしたいと思います。
この計画は世田谷区が発表しているのですが、なぜこの道路が作られようとしているのかということが、具体的によくわからないままでいます。
今回の堀江さんへのインタビューを通して、少しでもこの「54号線」計画について、考えていけたらと思います。堀江さん、よろしくお願いします。
では、さっそく質問に入らせていただきます。まず、とても基本的な質問なのですが、そもそも道路というのはどのような場合に作られるのでしょうか?

堀江:道路を作る一番の理由は、自動車を通すためです。そのため、道路を新しく作るときには、その道路に対する需要がはたしてあるのかどうか、ということをまずは確認しなければなりません。この確認作業をするのが一般的なやり方です。それは日本だけじゃなくて、世界中どこでも、特に途上国で新しい道路を作る場合にはそうです。

――なるほど。そうしますと、「自動車交通量」こそが、新たな道路を作るか作らないかを決定するべきであるということですね。

堀江:そうです。けれども今の日本では、役所が決めたからとか、東京都が決めたからとか、そういうことがいつの間にか道路建設の第一の理由に挙げられてしまっている。アプローチの仕方が、世界的に一般的な道路建設のケースとぜんぜん違うんですよ。

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