ジェントリフィケーションについて、調査中!
ジェントリフィケーションについて、調査中!
こんにちは。スタッフのクヤマです。
「Save the 下北沢」では、再開発問題や街の問題についてちょっとアカデミックな視点から、一歩踏み込んで考える勉強会を開いています。
ここ数回の勉強会のテーマは、「ジェントリフィケーションin 下北沢」。
ジェントリフィケーションは、再開発などで土地が高級化し、もともといた人たちが家賃高騰などのために居場所を追い出される現象のこと。ニューヨークのスラム街の再開発などを指して使われることが多い言葉です。
「ジェントリフィケーション」シリーズ第一回の4月10日には、「下北沢で起こっている現象はジェントリフィケーションと言えるのか?」を話し合いました。
ニューヨークで起こっているジェントリフィケーションは人種問題も含んだ問題なので、まったく同じ現象だとはもちろん言えません。
ですが、下北沢の人気が出て家賃がどんどん上がってきていることから個人経営の商店主が経営が苦しくなったり、『地区計画』後の規制緩和で立った高いビルの家賃が100万円以上もしたりすることは、街から個人経営の店舗を締め出す「下北沢型ジェントリフィケーション」と言えるのではないか?という結論に達しました。
シリーズ第二回の4月26日には、「Develop-don't destroy.Brooklyn」という名前の、ニューヨークの再開発反対運動のホームページを検証しながら、下北沢の現象と比べてみました。
◇「Develop-don't destroy.Brooklyn」HP
すると、あちらの運動は、どうやら近隣のコミュニティ組織の連絡組織として成り立っているそう。また、スティーブ・ブシェミが賛同人に名を連ねていたりと、「Save the 下北沢」の展開の仕方と似ているところもありました。
「じゃあ下北沢で起こっている現象を、ちゃんとデータにして示したい!」という意見があり、第三回の5月10日には「下北沢のジェントリフィケーションをリサーチする方法」について、参加者でブレインストーミングをしました。
この調査の目的は二つあります。
一つ目は、「家賃が上がっていて下北沢から個性的な個人商店が締め出されていっ
ていることを示す」
二つ目は、「再開発が起こると一つ目の状況がさらに悪化し、個人商店がますま
す街からいなくなることを示す」
提案されたのは、次のような調査法です。
○基礎データの調査
・公示価格の推移
・商業統計から町名ごとの業種別・従業員別店舗データをそろえる
・東京全体の地価の変動
○地元商業者を対象とした調査
・店舗の家賃の推移、契約の状態などを聞き込み
・チェーン店と個人経営店舗の割り合い
・ここ数年で代わった店舗の業種の変化
○大手の不動産業者の担当者に「下北沢と開発」についての見方、意見を聞く
・開発期待とジェントリフィケーションとの関係について
○下北沢のビル建設の現状をさぐる
・現在建設中のビルには一体どんなテナントが入るのかを、デベロッパーの会社名などから予測
ちなみに、「このところ、開発に資金がまわらなくなってきているので下北沢も地価は下がっているが、賃料は下がりにくいので変わっていない」という不動産に詳しい方からの指摘がありました。
次回の勉強会は、5月31日(土)21時からで開催します。
前回に提案された調査結果の報告をしながら、現状を分析します。
こういった街の現状に関心がある方、不動産に詳しい方、是非ご参加ください。
会場:気流舎 http://www.kiryuusha.com/ (地図はこちら)
料金:無料(ワンオーダーお願いします)
(参加を希望される方は、事前にinfo@stsk.netまでご連絡ください。)

