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5月26日に開催された地区計画「原案」説明会について

  5月26日(金)北沢タウンホールにて「下北沢駅周辺地区地区計画(原案)」説明会が世田谷区によって開かれました。

地区計画の策定は、

・地区計画(素案)説明会(2005年3月24日実施済み)
   ↓
・地区計画(原案)説明会(今回)
   ↓
・都市計画法第16条による公告・縦覧・意見書の提出
(地区計画区域内の土地所有者、土地に係わる権利のある方対象)
   ↓
・都市計画法第17条による公告・縦覧・意見書の提出
(16条対象者と区域周辺の区民など広く対象)
   ↓
・世田谷区都市計画審議会諮問
   ↓
・都市計画の決定(平成18年度中を予定)

というスケジュールで行われます。
世田谷区の地区計画についてはこちらを参照ください

 計画を疑問視する地元の声の高まりを東京都が配慮し、新規計画道路補助54号線と駅前ロータリーの事業認可申請を受け付けずにいる現在の状況の中、それらの計画道路を前提とした地区計画を原案へと昇格させることは明らかに時期尚早です。そこで、現在進めようとしている作業を一時中断し、区と住民、商業者、専門家との新たな話し合いの場所を設定して欲しいという内容の要望書が、私たち“Save the 下北沢”のみならず、下北沢フォーラムからも、下北沢商業者協議会からも世田谷区へ提出されておりました。
 また、先日5月23日に開催された区の都市計画審議会では、この「原案」の基本的な性格や区の議論の進め方に対して疑問を呈する発言が審議委員から相次ぎ、市民からの声が上がってきた今こそ、街のあるべき姿を根本から考え直すべきとの意見や、市民側の専門家も交えたラウンドテーブルの設置を検討してはといった発言がありました。

 しかし、それら数々の声を全く無視した形で「原案」説明会は強行されました。
 今回の説明会は広く一般の人々の意見を聞くことを目的とした「公聴会」とは違い、行政側がすでに決めたことを説明する会です。会場の参加者の方からは「先ず区の説明を聞きなさい。」という声が確かにありました。しかし区が用意した地区計画のビデオの上映が終了した時点で、行政の説明をしたというアリバイが成立してしまい、その後は「原案」の縦覧と意見書の提出期間を過ごして、計画はなんら実質的な見直しの機会も与えられないまま、さらに一歩前に進んでしまうことになります。つまりどうしても、ビデオ説明を始める前に、この会の意味をもっと深く考え、今「原案」を受け入れるべきなのかを議論する必要があったのです。
 そこで私たちは説明会がはじまる前に異議を申し立てなければいけないと考え、「動議」の発言をさせて欲しいと、区側に何度も要求し、会場の聴衆からもそれに賛同する声があがりました。しかし単なる説明会にしては異様とも思える警備体制をしいていた区側は、その抗議を完全に無視しビデオの上映を続けました。

 私たちは再三動議を認めるように提案し続けました。すると説明ビデオが終了した時を図ったように安水部長から動議を認めるという発言がされ、私たちの代表の金子が「ここにいたるまでの区との折衝の経緯、この説明会の行政上の性格と開催の不当性」を会場の聴衆に訴えました。ビデオが終わったという都合に合わせてはいますが、行政は私達の動議を認めました。もう少し早く認めていただけたら会場を混乱させる事も無かったのにと残念に思います。

 説明ビデオが実質的には参加者に見られず、その後の質疑応答でも質問者の納得できる回答が得られなかったにもかかわらず、区担当者は説明会の成立を宣言し、今後は説明会は開かず計画を予定通り進めていくとしています。
 50人もの警備陣に取り囲まれ、区側の高圧的、非人間的な会の進め方の前に、私たちの訴えは無下に退けられました。当日会場にいらした方は、一様に区に対する不信感を感じられたことと思います。しかしまだ話し合うことが必要と考える民意の強さが、計画の見直しを含めた話し合いの場を開いてくれることを信じ、今後も私たちは諦めることなく、地域の皆さまと下北沢のよりよき未来をめざして活動をつづけていくつもりです。

どうか変わらぬご支援、ご協力をよろしくお願いします。

 

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